鉛筆ツール
本物の鉛筆でスケッチするようにベクターパスをフリーハンドで描き、カーブの当てはめは Celas Studio に任せます。
鉛筆ツール(N)は、点を一つずつ置くのではなくドラッグして描きます。ストロークを走らせてペンを離すと、Celas Studio がそこにベジェのパスを当てはめます。当てはめは以前よりずっと少ない点数のなめらかな曲線になるので、走らせた線をそのままノードツールで扱えます。閉じるためのクリックもなく、描いている最中にハンドルを編集することもできません。結果を直すのは、あとからノードツールでやります。
ストロークを描く
押してドラッグすれば描け、離せば描き終わりです。修飾キーもスナップもなく、右クリックやダブルクリックの働きもありません。鉛筆は、押してから離すまでのひと続きの動きだけでできています。
このフィットこそが、ラフを編集できる状態に保ちます。点は、隣のハンドルだけではカーブを支えきれない場所にだけ置かれ、曲がりは本当に鋭くならないと角として固定されません。だからゆるやかなふくらみは、アンカーの房ではなく一本のカーブとして返ってきます。
スムージングと手ブレ補正
| 項目 | 範囲 | 初期値 | 何をするか |
|---|---|---|---|
| サイズ | 1 から 100 px | 2 | 描くストロークの幅 |
| スムージング | 0 から 1 | 1.0 | 当てはめたカーブが、生の入力からどれだけ離れてよいか。値を上げるほど、線は少なくなめらかなハンドルにまとめられます |
| 手ブレ補正 | 0 から 1 | 0.0 | 線をカーソルから少し遅らせて、細かい震えをならします。レイジーマウスと同じ考え方です |
| 自動クローズ | オン / オフ | オフ | 点が三つ以上のストロークを描き終えたとき、パスを自動で閉じます |
アンチエイリアスはブラシツールの設定と共通です。ここでオフにすればあちらもオフになり、その逆も同じです。
ストロークブラシ
バーにあるストロークブラシのスウォッチは、線に均一でなめらかな太さではなく質感のある先端を与えます。間隔、散布、ジッター、本数、粒状感もそれぞれ持っています。しかも生で描かれます。ドラッグしている最中の線が、すでにこれからなるブラシ線の姿をしていて、離した瞬間に変わるのではありません。
同じスウォッチはペン、ノード、シェイプのバーにもあるので、どれで引いた線でもブラシ化できます。この設定はすでに選んでいるものも変換します。シェイプを選び、ストロークブラシをオンにすれば、そのシェイプがそれを受け取ります。値の持ち主はプロパティパネルなので、そちらでの変更とバーでの変更は同じ編集です。
ストロークがどこへ行くか
鉛筆が実際に何を作るかは、選んでいるレイヤーで決まります。
- 何も選んでいないとき、あるいはパスを持てないレイヤーのとき。「新規レイヤー」の設定が決め、新しいシェイプレイヤーかピクセルレイヤーができます
- ベクターレイヤーのとき。ストロークは今のセルの上のシェイプになるので、そのフレームの作画に属します
- ラスターレイヤーやピクセルレイヤーのとき。鉛筆はベクターパスではなくピクセルを塗ります。裏ではブラシツールが動いています
バー末尾のシェブロンの下にある描画先は、描き終えた線が自分のレイヤーになるか、すでに選んでいるシェイプに加わるかを決めます。初期値は新規レイヤーで、長いラフが長いレイヤー一覧になるのはそのためです。現在のレイヤーなら、代わりに一本ずつを選択中のシェイプへ折り込みます。
鉛筆が自分で持つプリセット
ビットマップレイヤーの上では鉛筆もブラシなので、プリセットで塗ります。しかもブラシが最後に何になっていたかを借りるのではなく、自分のものを持ち続けます。この選択はセッションをまたいで覚えられ、ツールを選び直すとそれが戻ってきて、ブラシパネルも鉛筆の系統へ飛びます。
初めて使うときは「鉛筆(ハード)」から始まります。幅を保ったまま、筆圧で濃さが変わる硬いアンチエイリアスなしの線で、ピクセルの上での鉛筆らしさはこれです。その隣に並ぶ黒鉛の芯、4H から 8B までは、もっとやわらかく、紙の目に調子を置いていきます。ブラシパネルから一つ選べば、鉛筆はそれ以降それを持ち続けます。
オプションバーの端にあるチップの見本をクリックすると、ブラシ、消しゴム、指先と同じチップのポップアップが開きます。先端の形状のグリッド、先端角度、角度ジッター、散布、方向に追従が入っています。編集する相手はアクティブなプリセット自身なので、ここでの変更はブラシそのものへの変更になり、そのプリセットを使うところすべてに出ます。
| N | 鉛筆ツール |