ドキュメント レイヤー

描画モード

レイヤーが下にあるものと混ざる十四の方法。乗算から消去まで、そしてグループがその混ざりをどう閉じ込めるかをまとめます。

どのレイヤーにも描画モードがあり、初期値は通常です。決めるのはレイヤーパネルの上端か、プロパティパネルのレイヤーの欄のブレンドの行です。どちらの一覧も同じ十四項目で、どちらも開いたドロップダウンでカーソルを乗せると、その場でモードをプレビューします。クリックせずに閉じれば元のモードに戻り、クリックすれば一つの取り消し操作として確定します。

レイヤーパネルのコンボが書き込むのは、レイヤーをちょうど一つ選んでいるときだけです。プロパティパネルの行は選択全体に効きます。

レイヤーパネルの上端で開いた描画モードのドロップダウン。一つのモードにカーソルが乗り、キャンバスでプレビューされている。

モードの一覧

モード何をするか
通常レイヤーを下のものの上にそのまま描きます。やり取りはありません
乗算二つの色を掛け合わせます。白は消え、それ以外は暗くなります。陰影付けの定番です
スクリーン乗算の裏返しです。黒が消え、それ以外は明るくなります。光やもやに向いています
オーバーレイ下地の暗い側を乗算し、明るい側をスクリーンして、コントラストを上げます
比較(暗)二色のうち暗いほうを、チャンネルごとに残します
比較(明)二色のうち明るいほうを、チャンネルごとに残します
覆い焼き下地をレイヤーの色へ向けて明るくします。上のほうで一気に飛びます
焼き込みカラー下地をレイヤーの色へ向けて暗くし、影を潰します
ハードライト役割を入れ替えたオーバーレイです。乗算するかスクリーンするかをレイヤーが決めます
ソフトライトやさしいオーバーレイです。硬く切り落とさずに下地を持ち上げたり落としたりします
差の絶対値二色の差の絶対値です。同じ色どうしは黒になります
除外コントラストの低い差の絶対値です。中間調が暗くならず灰色に残ります
加算二色を足し合わせ、白で頭打ちにします。スクリーンより明るく平らです
消去レイヤーにアルファがあるところで、何も描く代わりに下地を取り除きます
早期アクセスに色相、彩度、カラー、輝度のモードはありません。焼き込み(リニア)はありますが、レイヤーの描画モードではなく、ブラシの描画モードとしてだけです。

消去

消去だけは毛色が違います。レイヤーを描くのではなく、レイヤーのアルファを下にあるものから引き抜きます。シェイプを塗って消去に設定すれば、それが穴になります。

足すのではなく取り除くので、消去は下にふさわしいものがあってこそ意味を持ちます。穴を開けたいレイヤーと消去のレイヤーを一つのグループに入れれば、消去はそのグループの中に閉じ込められます。外にあるものには触れません。

グループがどう混ざりを切り離すか

直接の子のどれか一つでも通常以外のモードを使った瞬間、その親は自分だけの隔離バッファに描かれます。子どうしはそのバッファの中で混ざり合い、できあがったバッファが、親自身の不透明度と描画モードでシーンに合成されます。

これは消去のための特別扱いではなく、一般の決まりです。そして、どこまで届くかを操るための取っ手でもあります。乗算の影を、その持ち主のキャラクターと一緒にグループへ入れれば、暗くなるのはキャラクターだけです。グループに入れなければ、後ろにあるものまで暗くなります。

  1. 一緒に混ざるべきレイヤーを、混ざるほう自身も含めて選びます。
  2. Ctrl+G でグループ化します。
  3. グループ自体は通常のままにしておきます。そうすれば、できあがった結果がそのままシーンへ落ちます。

描画モードをアニメートする

描画モードはキーフレームを打てます。タイムラインに自分のブレンドのサブトラックを持ち、自分のオートキーのチャンネルも持ちます。こちらは初期状態でオフです。編集 ▸ オートキーのチャンネル でブレンドを立てるか、サブトラックから手でキーを打ってください。描画モードには中間の値がないので、キーはそのまま保たれてから切り替わります。

レイヤーエフェクトの中の描画モード

いくつかのレイヤーエフェクト(カラーオーバーレイ、グラデーションオーバーレイ、二種類のシャドウ、二種類の光彩)は、自分のブレンドの設定を持っています。そのエフェクト一つが、描かれる先のレイヤーとどう混ざるかを決めるものです。その一覧は消去を除いた同じモードで、キーフレームは打てません。

描画モードは CPU の合成でも GPU の合成でも同じように働きます。だから環境設定でレンダリングの裏側を切り替えても、シーンの合わさり方は変わりません。