.cls プロジェクトファイル
Celas Studio のプロジェクトが何を持っているか、ファイルの中に何を抱え、何にはただ道しるべを置くだけか、そして何には変換できないかをまとめます。
Celas Studio のプロジェクトは、.cls という拡張子のファイル一つです。シーンのすべてが入っています。レイヤー、キーフレーム、ボーン、アクション、シンボル、セル、それにプロジェクト設定で決めたキャンバスサイズ、フレームレート、フレーム数、再生の設定です。
中身は、いくつかの項目が入った書庫です。シーンの記述、小さなプレビュー画像、そしてプロジェクトと一緒に運ぶ必要のある絵を収めたアセットのフォルダーです。この部品を直接さわることはありませんが、何が入るかを知っておくと、あるプロジェクトが数百キロバイトで、別のプロジェクトが 200 メガバイトになる理由がわかります。
ファイルの中を一緒に運ばれるもの
Celas Studio の中で塗ったり描いたりしたものは、プロジェクト自身に保存されます。読み込んだ静止画も同じです。
- シェイプレイヤー、グループ、ボーン、メッシュのケージ、ウェイト、頂点の結合、シンボルのライブラリ
- すべてのキーフレームとサブトラック、アクション、タグとマーカー、シーンのパレット
- ラスターの作画セル。セルごとに可逆の画像が一枚
- ピクセルレイヤーのビットマップ。これも可逆
- 読み込んだ画像と Photoshop のレイヤー。元のファイルの中身のまま
- アルファロックのようなレイヤーの切り替えと、グラデーションの塗りの記述すべて。ストップの中間点、二つめの半径、角度、そして両端の外でどう伸びるか
ラスターセルとピクセルレイヤーは可逆で書かれるので、保存と再オープンを何度繰り返してもピクセルは変わりません。完全に透明なピクセルの下に隠れている色も残ります。これは、指先ツールややわらかい消しゴムが残していくものです。
リンクされるだけのもの
例外は動画と音声です。プロジェクトが保存するのはファイルのパス、クリップの並び、切り詰めだけで、素材そのものではありません。1 分の動画でも .cls が増えるのは数キロバイトですし、ファイルが元の場所にあるかぎりレイヤーは動き続けます。
プレビューのサムネイル
保存のたびに、そのときのフレームが小さなプレビューとして描かれ、プロジェクトに保存されます。長辺は 360 ピクセルまでで、選択のハンドルやギズモは入りません。編集中の状態ではなく、絵そのものが出ます。
このプレビューが、ホーム画面の最近使った項目のカードに出ます。保存のたびに更新されるので、カードにはいつも、最後に保存したときに止まっていたフレームが出ます。
同じプロジェクトでも大きさが変わる理由
シーンの記述は、リリースされたビルドでは圧縮されます。開発用のビルドは、クラッシュしたときに中身が読めるように圧縮せずに書くので、まったく同じシーンでも目に見えて大きくなることがあります。どちらのビルドでもどちらのファイルも開けますし、絵の中身は同じです。違うのは詰め方だけです。
それ以外は、何を描いたかで決まります。ベクターの作業はごく小さく収まります。ラスターセルとピクセルレイヤーは可逆なので、キャンバス一面の絵はそのキャンバスの可逆画像とだいたい同じ大きさになり、それがセルの数だけ積み上がります。読み込んだ画像は一バイトも欠かさず保存されるので、持ち込んだファイルとそっくり同じ大きさです。
.cls が何ではないか
ほかの形式との往復はありません。Photoshop と SVG のファイルは読み込むときに解釈され、Celas Studio のレイヤーに変換されます。そちらへ書き戻すことはありませんし、保存しても読み込み元のファイルには触りません。
Celas Studio が .cls を PSD や SVG、その他の編集できる文書としてエクスポートすることもありません。出力とはレンダリングのことで、画像、連番画像、スプライトシート、アニメーション GIF、動画です。どれも「エクスポート」で扱っています。プロジェクトそのものの複製が欲しいときは、名前を付けて保存を使ってください。