マスクとクリッピング
マスクをオンにしたレイヤーは、子が自分の形の外に描いたものをすべて隠します。あわせて、レイヤーの影や光彩をまわりの空白に出さないためのアルファクリッピングも扱います。
Celas Studio のマスクのやり方は一つです。親が自分の子をマスクします。下のレイヤーで切り取られることも、きょうだいで切り取られることもありません。絵をシルエットの中に閉じ込めたいなら、シルエットを親にして、絵をその中に入れ、マスクをオンにしてください。
マスクは非破壊です。シェイプは自分の塗りと線を保ち、子は絵をまるごと保ち、マスクの形はいつでも作り直せます。
マスクを作る
- 切り取られてほしいレイヤーを、切り取る側のレイヤーの中に入れ子にします。
- レイヤーパネルで親を右クリックして「マスク」を選びます。タイムラインの親の行にある M の点も、同じ切り替えです。
- 子が親の形の外に描いたものが、すべて消えます。
レイヤーを複数選んでいるとき、右クリックメニューからのマスクの切り替えは選択全体に効きます。
マスクが働くための条件
マスクの切り替えが出るのは、シェイプ、ラスター、ピクセルのレイヤーだけです。シェイプのマスクにはさらに三つの条件があり、そのすべてが同時に満たされている必要があります。
- パスが閉じていること。
- 点が少なくとも三つあること。
- レイヤーに子が少なくとも一つあること。
シェイプのマスクは偶奇の規則で塗られるので、内側の輪郭が開けた穴は、マスクにも穴として出ます。
ラスターとピクセルのマスク
マスクとして使うラスターレイヤーやピクセルレイヤーは、パスではなく自分の塗ったセルのアルファを使います。これが、やわらかい縁や筆で描いたマスクの作り方です。マスクのレイヤーを塗ると、塗ったところで子が見え、塗りが半透明のところでは薄れます。
この場合、親自身の塗りが自分自身と掛け合わされることはありません。だから半透明の筆跡は、二倍に薄くなるのではなく、塗ったとおりの不透明度のまま残ります。
親の線はけっして切り取られない
マスクされたシェイプは、内側も外側も含めて線をまるごと保ちます。線はマスクの境目で分けられます。内側の半分は子と一緒に切り取られ、外側の半分は子の下に描かれます。できあがるのはひと続きの線です。だからマスクの中に消去の子がいても、下地が見えるだけで、親の輪郭が食われることはありません。
線が子に対してどこに乗るかは、線の欄の重ね順の行が決めます。前面ならマスクされた子の上に描かれ、継承ならふつうの順、背面なら塗りの下に入ります。
アルファクリッピング
アルファクリッピングは、近い問題に対する別の道具です。プロパティパネルのレイヤーの欄にある切り替えで、初期状態はオフ、ボーンとカメラ以外のすべてに出ます。
オンにすると、そのレイヤーの外へ広がるエフェクト(ドロップシャドウ、光彩(外側)、それに位置が外側の境界線)が、同じ親の中で下にあるレイヤーがすでにアルファを持っているところにしか落ちなくなります。眉が落とす影は顔の上に留まり、頭の縁で止まって、背景へこぼれません。
この設定は下へ波及します。グループでオンにすれば、中のすべてのレイヤーが同じように動作ます。オンにすると、そのレイヤーは自分だけの隔離バッファにも入ります。これが、エフェクトを下にあるものに対してマスクできる理由です。
どちらを選ぶか
| やりたいこと | 使うもの |
|---|---|
| 絵をシェイプの中に閉じ込める | 親のマスク |
| 閉じ込める縁を、やわらかく、あるいは筆跡にしたい | ラスターやピクセルの親のマスク |
| 影や光彩を、下の絵のところで止めたい | 落とすほうのレイヤーのアルファクリッピング |
| レイヤーの一部を、別のレイヤーでくり抜きたい | グループの中の消去の描画モード。「描画モード」を見てください |