ドキュメント 出力

アニメーション GIF のエクスポート

GIF は、どこでも再生できることと引き換えに色とやわらかい縁を差し出します。色数、ディザ、フレームレート、ループの設定が実際に何を犠牲にするのかをまとめます。

ファイル ▸ エクスポート ▸ アニメーション GIF… は、開始から終了までの範囲をループする GIF として書きます。GIF は、プレーヤーなしでどのブラウザーでもチャットの窓でも掲示板の投稿でも再生できる形式です。その代金は、多くても 256 色のパレットと、完全にあるかないかしかない透過です。

まずは参照から。出力の欄は読み取り専用で、パスを決めるまでエクスポートは使えません。名前の初期値は animation.gif です。

「アニメーション GIF…」のダイアログ。左に設定、右に減色したプレビューが並んでいる。
ピクセルモードのスイッチは、他のすべての書き出しウィンドウと同じくこのダイアログにもあり、ピクセルモードのプロジェクトでは既定でオンです。オンなら、あなたが描いたくっきりしたグリッドがそのままファイルに届きます。以前はどの書き出しも、代わりに滑らかなベクターの絵をレンダリングしていました。

色数とディザ

色数はパレットの大きさを 2(1 ビット)から 256(8 ビット)まで決め、256 から始まります。Celas Studio はフレームを解析して、クリップ全体に合う一つのパレットを組み立てます。だからベタで図案的な絵なら、64 色や 32 色まで落としても思ったほど損をせず、ファイルはかなり小さくなります。

ディザは初期状態でオフです。オンにすると、減色の誤差が隣のピクセルへ散らされるので、目に見える色の縞が細かい粒に変わります。おおむね 64 色を下回るなら値打ちがありますが、ファイルは大きくなります。ディザのざらつきは、まさに GIF の圧縮が縮められないものだからです。

品質やビットレートの操作はありません。GIF にそれがないからです。大きさと忠実さを取り引きする道具は、色数、ディザ、解像度の三つで全部です。

フレームレート

フレームレートは決まった一覧(5、10、12、20、25、50)で、プロジェクトにいちばん近い値で開きます。GIF は各フレームの間隔を 100 分の 1 秒単位で保存するので、100 をきっちり割り切れるレートだけが均等に再生できます。24 fps は一覧にありません。24 で作ったプロジェクトなら、12 か 25 が正直な選択です。

ループは「無限」か「一度だけ」です。初期値は無限で、どの SNS もこれを前提にしています。一度だけは最後のフレームで止まるので、止まる価値のあるフレームを最後に置いてください。

解像度と大きさ

幅と高さは 2 から 4096 ピクセルを受け付け、キャンバスから始まります。縦横比を固定で比率を保てます。設定の下の薄い一行が、フレーム数と一緒に仕上がりの大きさをメガバイトで見積もり、色数、ディザ、解像度を変えるたびに更新されます。

これは実測ではなく見積もりです。ベタで色の少ないアニメーションはこれをかなり下回りますし、ざらついたものは越えることもあります。いちばん大きく減らせるのは解像度を半分にすることで、パレットにできるどんなことより効きます。

透過と、その落とし穴

背景のコンボには、キャンバスの色、黒、白、透過が並びます。画像のダイアログと違って、ここでは透過がいつでも使えます。ただし GIF の透過は、完全に透明なパレットの一つだけで、その間はありません。

ピクセルは、完全に透明か完全に不透明かのどちらかです。アンチエイリアスの縁、やわらかいブラシのストローク、ぼかした影、半分薄れているものは、どれも硬くぎざぎざの切り抜きになります。動く絵でなめらかな透過が欲しいときは、代わりに WebP か WebM でエクスポートしてください。

その GIF を置く背景がもうわかっているなら、たいていは背景でその色を選んで、やわらかい縁を Celas Studio にきちんと合成させるほうが良い答えです。透過でエクスポートして祈るよりも確かです。

プレビュー

プレビューは、いまの色数とディザの設定で本物の減色処理にフレームを通し、透明なピクセルの後ろには市松模様を敷きます。縞、色のずれ、ぎざぎざの縁が、エクスポートする前にそこで見えます。だから当て推量ではなく、64 色にして見てみてください。

エクスポートを押すと「エクスポート中…」の進捗のダイアログへ引き渡されます。中止すると途中まで書いたファイルは消えるので、あとで片付けるものはありません。