ドキュメント 描画とペイント

ブラシのダイナミクス

パラメーターごとに1行、その行にセンサーがひとつ。筆圧、速度、傾き、ストロークの方向、ランダムさが、描いているあいだブラシをどう押し引きするか、そしてその裏の反応をどう作り直すか。

ブラシスタジオ ▸ ダイナミクスは、センサーが駆動できる12のものの一覧です。行はどれも同じで、パラメーターの名前、符号つきの量、センサーのドロップダウン、そしてカーブのボタンが並びます。行を入れるのはセンサーです。なしのときその行は不活性で、基準値がそのまま通り抜けます。

これらはすべてプリセットに住んでいるので、ブラシと一緒に持ち歩かれます。

12の行

センサーが駆動するもの
サイズスタンプの直径
蓄積ストロークの濃度の上限
流量各スタンプが置く絵具の量
回転先端の角度。この1行が角度ジッターであり、方向に追従であり、傾きに追従でもあります。どれになるかは、どのセンサーを選ぶかだけで決まります
散布 Xストロークの方向に沿ったずれ
散布 Yそれを横切る向きのずれ
硬さ先端の縁の柔らかさ。手続き的な先端のみ
形状手続き的な先端の丸さ。手続き的な先端のみ
色相スタンプごとの色相のずれ
彩度スタンプごとの彩度のずれ
輝度スタンプごとの明るさのずれ
インパスト絵具がどれだけ厚く置かれるか。ペイントの動作でのみ生きます
散布には専用の固定スライダーがありません。散布は何かがそれを駆動するときにだけ面白いので、一度設定する数値ではなく2つのダイナミクス行になっています。

6つのセンサー

センサー何を読むか
なし何も読みません。行はオフです
筆圧スタイラスの筆圧。接触なしで 0、目一杯押し込んで 1 です。筆圧センサーのないマウスや指は、目一杯押し込んだものとして読まれます
速度ペンがキャンバス上をどれだけ速く動いているか。正規化された値です
傾きペンがどれだけ倒れているか
方向ストロークの進む向き。ひと回りで 0 から 1 まで動きます
ランダムスタンプごとの新しい値。スタンプの位置からハッシュされるので、同じストロークは描き直すたびにちらつくのではなく、まったく同じに再描画されます

回転の行では、方向と傾きは何かにセンサーを掛けるのではなく、センサーそのものの分だけ先端を回します。平筆をストロークに直交させたり、ペンと一緒に寝かせたりするのはこの働きです。そこでのカーブは、その強さだけを形づくります。

量には符号がある

量は -100% から +100% まで動き、その符号こそが肝心です。正の量は基準値を小さくすることしかできず、1 からその量を引いた側へ向かいます。負の量は大きくすることしかできず、1 にその大きさを足した側へ向かいます。ですから、筆圧でスタンプを細めることと、傾きで太らせることは、符号が逆なだけの同じ操作であって、別々の2つの設定ではありません。

量が 0 のときは、センサーが何と言おうと何も寄与しません。調整の最中にはごく普通に望むことです。

カーブ

各行の右にあるボタンが反応カーブを開きます。上部のリニアのチェックは、それをまるごと迂回します。センサーがそのままパラメーターに写るのです。チェックを外すと、代わりにあなたが描いたカーブが反応を形づくります。

カーブの下には、できあいの標準プロファイルの帯があります。リニア、イーズイン、イーズアウト、S字カーブ、シャープ、フラット。おかげで形はひとつ選ぶだけで済み、点を引きずる作業になりません。帯からリニアを選ぶと、リニアのチェックも入り直します。

カーブ内の空いたところをクリックすると点が加わり、点をドラッグすると動き、内側の点を右クリックすると消えます。両端の2点は左右の縁に固定されています。あなたの点を通って引かれる線は単調なので、置いた2点のあいだで行き過ぎて折り返すことは絶対にありません。

ダイナミクスの行の横に開いたカーブのポップアップ。3つの点を通る S 字が描かれ、その下にプロファイルの帯がある。

ひとつのパラメーターに2つ目のセンサーを重ねる

ひとつのパラメーターを2つのセンサーで同時に駆動できます。行を右クリックして2枚目のレイヤーを選ぶと、その下に2行目が開き、筆圧 25% から始まります。ほかのどのセンサーにも向けられます。鉛筆はストロークの方向とペンの傾きの両方で先端を回しており、これは1行では言えないことです。もう一度右クリックして削除を選べば外れます。

2行目は、量を 0 にしても編集中はその場に残ります。あるかないかを決めるのはセンサーであって量ではなく、行を持ち去るのは削除だけです。行を量から導いていたころは、0 と打つと編集の途中でカーソルの下から消えてしまいました。

レイヤーは積で合成されるので、どちらもスタンプを小さくする2つのセンサーは、争うのではなく掛け合わされます。